2019年6月28日 (金)

眼の健康診断

 映画好きなので眼の健康(悪くなると映画が観れないからね)が人一倍気になる人間でありまして、我が母は晩年には白内障の手術をしましたし、女房の父親は緑内障に気付くのが遅く、只今片方の目はほとんど見えないという状況もあり、昨今、余計に眼には気を使っているのでございます。
 で最近、利き目である右目が朝目覚めた時に霞む感じだし、瞼の開閉のたんびに網膜の血管の残像らしきものが出てきて(左目は出ない)、多分それは普通の事なんだろうけど、いわば年に2度くらいの健康診断のついでと思って、今朝行きつけの眼科医院に行ってきました。

 受付の後はいつもの視力検査。視力は前回とほぼ同じ程度らしい。
 そして、先生がいつもの調子で丁寧に片方ずつ直視でみておられました。『綺麗なもんですね』
 血管らしき残像も特に問題はないとの事。
 良かった良かった。
 年に一度の健康診断を7月の頭にする予定で、その中に眼は入ってないのでネ。

*

 福岡は昨日辺りから梅雨入りしてるのに、雨はポツポツしか降ってない。
 ムシムシしてるし、黒い雲は浮かんでいるし、時折冷たい風も吹いて、突然の雷雨が来そうな雰囲気なのに、今日もほとんど降ってない。確か降雨予想は60~80%くらいあったのになぁ。

 

 

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2018年10月10日 (水)

BMI

 先日テレビでやってましたが、BMI、いわゆる適正体重ってやつですが、医学的にはほぼ根拠がないらしス。

 そもそも、BMIという考えが出来たのが19世紀の話で、その後も一般的に知られることは無かった。ある医者が思い付いた論文であり、単純な身長と体重の数値を使ったモノで、個々の体質などを無視したアバウトなものだったんですね。
 時は20世紀に移り、生命保険会社も出来た頃、ある生命保険会社の営業マンが、偶然発見したのがそのBMIの論文だったんです。
 もともと、肥満傾向にある人物の方が高い保険料を支払っているというデータがあり、それならばこのBMIを広く知らしめることにより、自分は肥満傾向にあると自覚させることによりより高額の保険料を払わせられるのではないか、と考えたんですね。うまいとこに目を付けましたねぇ。

 今は標準的な健康診断でもBMIの数値が取り上げられ、やれメタボだとか、ダイエットしなさいとか医者が言ってますが、なんちゅうことでしょうか。
 確かにネットでは、25以上は肥満と言われてるけど、実際の統計では25を少し超えるくらいの人が長寿であり、病歴も少ないとか書かれてますよね。

 BMIはアバウトなものだと認識して使うのならいいけど、アレを根拠にメタボとかなんとか言うのはやめて欲しいですな。
 それか、肥満を25以上とかいう判断基準の見直しとかやって欲しい。
 あっ、僕は別にBMIでも肥満じゃないですよ。ただね、一時期境界線を行ったり来たりしてめんどくさいこともあったのでね。やれやれ。


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2018年1月25日 (木)

NHK 人体~「腎臓」

 先日、NHK-TVでやってた「人体」に関するドキュメンタリー番組の事を書いたが、その1月7日のテーマは「骨」で、どうやら3番目のテーマらしかったので、それ以前の動画を探してみた。

 プロローグ的な番組紹介の回があった後、去年の10月1日放送の特集第一弾は「腎臓」だった。

 「肝心要(かんじんかなめ)」というが、元々は「肝腎」と書いたらしく、今も「肝腎」と書いても間違いではないらしいんだけど、「肝腎」の意味はご存知の通り・・

<〔肝臓と心臓,あるいは肝臓と腎臓は,人体にとってきわめて重要な部位であることから〕 特に大切なこと。非常に重要なこと。また,そのさま。肝要>であり、使い方としては< 「何よりも基本が-だ」 「 -な事を忘れていた」 >etcである。

 ことほど左様に、肝臓も心臓も腎臓も大事な臓器なんだけど、その中でも腎臓は人間の生命にとってとっても重要な臓器であることが近年の研究で明らかになってきたというお話でありました。

 この回のサブタイトルは「腎臓”が寿命を決める」。
 ゲストは北島康介と石原さとみだった。

 腎臓と言えば全身の血液から老廃物を取り除く処理をして、余った水分をオシッコとして出している、その程度の認識だったけど、山中教授の最初の発言から驚いた。
 なんと、人間は一日に180リットルの尿を作っているんだと。
 我々は一日に180Lのオシッコはしてないから、どういうことかというと、まず原尿という尿の元を作る工程があってその量が180Lという事で、実際にオシッコとして体外に出てくるのはその1%という事。99%は再吸収されるんですな。

 この原尿から必要な成分を調整して、180リットルの99%を血管に戻すのが腎臓の最も重要な機能であるわけです。

 そして、これが重要なんだけど、この成分調整のために腎臓は人体の様々な臓器と情報交換をしているんですね。心臓、肝臓、脳、胆嚢・・・。
 握りこぶし大の腎臓にはなんと人体の血液の4分の1が流れているそうですが、上に書いた機能の事を考えれば納得であります。

 例えば心臓。
 心臓が「疲れた」というメッセージを発すれば、腎臓は血液中の塩分を減らして血圧を下げる。

 また、オリンピックの水泳選手なんかが酸素の薄い高地で練習をするけれど、あの時鍛えられているのは実は腎臓で、血液中の酸素が不足しているというメッセージを受け取った腎臓はEPOという物質を出して骨に伝え、赤血球を増やしているんですね。

 ニュース等で訃報が読まれるときに死因として「多臓器不全」とありますが、どうやらあれは腎臓が関係しているらしいです。
 先にも書いたように、腎臓は他の臓器と情報のやりとりをしているが、相手側の臓器に異常が発生した場合に、それは腎臓にも悪影響が出、更に腎臓がそれによって酷い損傷を被った場合には、すべての臓器にも悪影響が出てくる。これが多臓器不全に陥る理由なんだそう。
 つまり、今回のテーマ「腎臓が寿命を決める」の理由だったんです。

 出来るだけ腎臓に負担をかけない生活をすることが大事だが、先ずは不要な薬は飲まないという事。
 多くの血液を必要とする腎臓には薬というのは非常に負担なんだそうで、必要な薬は勿論飲まないといけないけど、飲まなくても大丈夫な薬は極力飲まない事。

 入院すると心拍数や血圧など循環器系の数値をはかる機器が付けられますが、今後は腎臓に関するデータを監視する機器を付けようとするトレンドがあるらしい。それだけ重要な臓器であることが分かって来たということでありますな。

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2018年1月 9日 (火)

タモリの「人体」

 確か前にもNHK-TVでやってたなと思うけど、しばらくぶりの特集らしい「人体」。
 1月7日のテーマは「骨」だった。知っていた事柄もあったけど、新しい事実も知らしめてくれた面白い番組だった。

 骨はただの身体の芯を保つための骨格ではなく、筋肉と同じく様々な物質を体に放出する臓器の一つだった。
 番組では4つの機能に関して重要な働きをしていることが明らかになったと言った。
 「記憶力」、「筋力」、「免疫力」、そして「精力」。
 骨の出すある物質が少なくなれば海馬が小さくなり、別の物質が少ないと免疫細胞の活動が弱くなる。それは認知症や癌への対処に関しても重要だと思わせるに十分だった。

 そして、骨が自らを壊し再生しているのは知っていたが、それのサインとなる物質の存在も明らかになったらしい。
 自転車レースの世界的な選手が突然骨折し、彼の骨量を調べたら普通の人より格段に低いことが分かったが、どうやらその原因はいつも自転車に乗っていることによって骨への衝撃度が薄いためという結論になった。それは選手のもつ骨の更新を促す物質の値が低いことから分かったらしい。
 また、頭蓋骨の内部の骨が厚くなっていくという奇病にかかっている男性の骨を調べると、今度は骨の再生を控えさせようとする物質が低いことが分かった。
 どちらも、それぞれの物質の役割がはっきりしていなかった所に、二人の持つそれらの量を人の平均値と比べることによって明らかになったという事だ。

 人体は巧妙かつ効率的に作られている。
 活発な運動をしている人体は、それ相応な力を保とうとするし、活発でない人体は老化の速度を押し戻そうとはしない。

 これは以前、別の番組でも聞いた記憶があるが、3~5年で再生を繰り返す骨の強さを保つには、適度な衝撃を与えるのが一番のやり方らしい。
 昔聞いたやり方は、その場でいいからつま先立ちをしてからストンと踵から落とす。これを一日数回やるだけでいいという事だったが、今回のNHKではその話は出なかった。出演者であるノーベル賞受賞者の山中伸也教授は、歩くことを薦めていた。

 先に述べた自転車レースのスポーツマンの例を考えれば、歩くという事は正しい姿勢で、健康ウォーキングのようにしっかりと踵から踏み込んで歩くことが大事なんだという事でありましょう。



 

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2017年11月 9日 (木)

目薬って・・・

 ここひと月あまり、北九州と福岡を行き来する回数が増えて、乱視が進んだ眼の為に(長時間の運転でも疲れないようにと)眼鏡も新調したのに、1週間で二度も、運転中に急に眼がヒリヒリと痛み、涙にまみれ、路肩に停車してしばらく目を休めるという経験があったので、今日は眼科に行って来た。

 最初は、エアコンの風のせいのドライアイだと思っていたが、2度目はエアコンも付けてなかったので、本当にドライアイになっちゃったかと思ったんだ。9月に「脂肪結石」を取ったばかりだから、緑内障とかも無いとは思ったけれど、なにせ目の話だからネ。
 下瞼に試験紙を下げるという検査をすると、結果涙はちゃんと出ているとのことで、多分運転中に瞬きの回数が減っていたのかもしれない。
 最近はよく目薬を差すようになったんですけど関係ないですかと聞いたら、医者は目薬にも悪い目薬があって、血管収縮剤などが入っているのは、眼には良くないですと言う。

 それではと、帰って調べたら、なんと市販の目薬って殆どが常用してはいけないものだった。
 何が良くないかって、まずは雑菌が容器の中に入らないための「防腐剤」、そして充血の改善の為に入っている「血管収縮剤」だ。
 第2種医薬品になっている市販の目薬には両方ともほぼ入っていて、勿論今日から使う事はないけれど、これで長距離運転中の眼のヒリヒリ痛みが無くなったとしたら、個人的には目薬の危険が認知されたことになるな。

 怖いねぇ。
 今までそんなに使ってなかったのに、視力の衰えと共に使いだしたら、実は危険なものと知るなんて。

 目薬は眼科でもらうもの以外には、第3種医薬品になっている、「防腐剤」などが入っていない消費期限の短いモノくらいしか使わない方が宜しいようで。
 一瞬で目が覚めた一日でした。

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2017年9月26日 (火)

脂肪結石

 夕べの夜中、いつものようにトイレの為に目が覚めると、妙に右目が痛い。どうも右目の奥の方がゴロゴロするのであります。
 寝てる間にゴミでも入ったかと、それでも用をすますと、目をつむって再度睡眠に。
 朝になって目を覚ますと、やはり夕べと同じように右目が痛い。目薬を差して、ゴミが取れるのを促すけどやはり痛い。これは例の脂肪の塊がまた出来たかと早速眼科に行きましたら、案の定、石でした。

 コレステロールの多い食事をする人は・・・(と、素人ながら、先生ソレは旧い!と思いながらも)、そんな説明でした。
 眼をひっくり返しながら、ピンセットか何かでひょいひょいと5、6個ばかしの脂肪の塊を取ってもらいました。そして、黒目に傷がついているので目薬を処方してもらいました。
 取るときは少しヒリッと痛いです。

 これで3回目かなぁ。
 これは体質なんでしょう。あと、目を酷使しすぎているのかも。
 ネット・サーフィンも控えましょうかね。

 

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2017年9月23日 (土)

虫垂は大事

 今週の「ホンマでっかTV」で医師が言ってましたけど、盲腸炎、虫垂炎で知られる虫垂は、人間の進化の過程で退化しきれていない器官なので無くても大丈夫なんだという見解は、5、6年前から見直されているとの事でした。
 どういうことかというと、虫垂の中には腸内フローラを正常な状態に保つための菌が蓄えられていて、腸内環境が悪くなったら、虫垂の中の菌が放出されるらしいんです。なので、虫垂が有る人と無い人では免疫力に差があるのだそうです。
 ですか。
 うちの家族では妻だけが子供の頃に虫垂を取っている。特に彼女の免疫力に疑問はないけど・・。
 便秘気味の僕の方こそ、腸内環境に疑問があるんだけどね。

 おまけの音楽動画は、竹内まりやが新人賞を獲った時のでしょうか。もうすぐ終わる「♪September」です。


 

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2017年6月 9日 (金)

蚊に刺されても・・

 今日の「ひるおび」の話。
 蚊に刺されたら、蚊が血を吸い終わるまでほおっておくのが、痒み回避の方法としては正解らしい。
 というのも、蚊は血を吸う時に自分の唾液を出していて、その唾液こそ痒みの原因らしいのだが、蚊は血を吸い終わるとその唾液も吸い取ってくれるからほおっておけという事なのだ。
 蚊が刺しているのを見つけるとついパチッと潰したくなるけれど、そうすると唾液が体内に残ったままになるので痒くなるわけだ。
 唾液だって100%無くなる訳でもないだろうから、多少痒いだろうけど、途中で叩くよりは良いらしい。
 そして、もしつい蚊を叩いて痒くなったら、痒みを抑えるには氷などで冷やすのが良いらしい。人間には痒みより冷たさの方が生命保護の観点から重要なので、脳は冷たさの方を敏感に感じるからだ。

 今年は5月に雨が少なくてこれから蚊の発生が増えるらしい。
 蚊に気を付けて。
 あっ、それと蚊は上下の動きが左右の動きより早いので、飛んでいる蚊を叩くときは手を上下に開閉して捕らえる方が上手くいくらしいです。



 

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2016年10月29日 (土)

睡眠の極意

 歳をとると、ふとした拍子に寝付けなかったりすることもあり、時々睡眠導入剤のお世話になります。寝付きが悪いだけなので、効き目が短時間のお薬を処方してもらってますが、前回から半年後、残り少なくなってきたので、午前中に近くの脳神経科医院に行ってきました。

 相変わらず、土曜の朝は患者さんが多いですな。そして、大体お年寄りが多いです。

 血圧は126-76。正常です。以前より3キロ痩せて、5~10くらい下がってます。
 お薬をもらうだけでいいんですが、そうもいかず、今回もお医者様と少しお話をしました。知っていながら実行してなかったり、ど忘れしていた事もあり、備忘録として睡眠の極意を書いておきましょう。

①体内時計は一日25時間なので、大事なのは朝の起きる時間を決めておくこと。起床時間を定めておくと、睡眠のリズムが作られやすいから。

②就寝の時間を決める必要はなく、むしろそれは悪循環に陥りやすい。睡眠時間もさほど気にする必要はない。

③午後の3時~6時の昼寝は宜しくない。起床後に脳内に蓄積されてきたセロトニンなどの睡眠物質が消化されてしまうから。昼寝は3時より前に15分程度目をつむるだけ、などの軽いものが宜しい。

④夜中に目が覚めた時、再度眠るように布団の中にじっとしているよりは、一度起きて20分ほどうろうろした方がよい。(勝手に捕捉すると、起きて携帯、パソコンは勿論、電気をつけて何かを読んだりしてはいけない)


 

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2016年9月18日 (日)

「作業興奮」

 ちょっと前のあるTV番組で語られたことですが、忘れない内に備忘録として書いておこうと思います。

 仕事とか、プライベートでもやらなければいけない事とか、億劫でなかなかとりかからない事ありますよね。そんな所謂ヤル気が出ない時にどうしたらやる気が出るかという話しです。
 そのTV番組の答えは、「とりあえず始めてみる」という事でした。いやいやでもとりあえず少しづつでもいいから始めてみると、少しづつやる気が出てくるんだそうです。

 脳が嫌がっても、「とりあえず体を動かす」というのが重要で、始めてからしばらく経つと、少しずつやる気が出て、次第に集中できるようになってくる。この心理を「作業興奮」というのだそうです。

 人間のやる気を起こさせるのは、海馬の近くに2個ある「側坐核(そくざかく)」という部分ですが、実は、この側坐核の性質がやっかいで、これを活動させるためには、ある程度の刺激がないといけないのだそうです。そしてその刺激というのが、「とりあえず始めてみる」という方法でしか与えられないのだそうです。

 この方法しかないというか、やり始めることでやる気が出るんなら簡単という考え方もできると思いますが、但し、すぐにヤル気全開になる訳はないので、少しづつ慌てずにやること。これがコツとの事。

 更にネットで調べると「作業興奮」を活用にするには二つの注意点があると書かれていました。
 一つは、十分な睡眠で神経(側坐核)を休ませてあげること。二つ目は適度な運動で脳に刺激を与えること。

 TV番組でも、授業の合間に時々運動をさせると集中力が増すと、どこぞの大学教授が言ってましたな。

 そのTV番組の街頭インタビューで多くの現役東大生に赤門前で聞いていましたが、かなりの数の学生がこのやり方を知ってました。恐るべし東大生。

 因みに、この仕組みを発見したのはドイツの心理学者クレペリンで、「作業興奮」の名付け親も彼らしいです。


 

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