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2018年2月 4日 (日)

NHK 人体~「脳」

 シリーズ5項目目のテーマは「脳」。
 サブタイトルは『“脳”すごいぞ! ひらめきと記憶の正体』

 アイデアがひらめく時は脳はどんな状態なのか?
 記憶とはどのように蓄えられているのか?
 そんな事が語られる回でしたな。
 ゲストは又吉直樹と菅野美穂。

 まずは、ひらめきについて。
 ゲストの又吉がMRIに入って、新しい小説の事を考えてみて、何かハッとするようなアイデアが生まれた時の脳の状態を見てみようというのが今回の検証でした。
 今回の実験では2回ほど脳の活動に変化が見られたんだけど、結論から言うと、新しいアイデアが生まれる時というのは、日常の中で何も考えていないボーっとしている時と同じ状態ということでした。
 このボーっとしている時というのを、『デフォルト・モード・ネットワーク』の状態というらしいんですが、新しいひらめきというものは、ボーっとしている状態で大脳皮質にある記憶の断片をランダムに寄せ集めたりしている内に生まれるものらしいんですな。
 脳のエネルギーの7割は、このDMNの時に消費するらしいんですが、なんとなく分かる気がします。
 子供の頃からボーっとしていることが多かった僕ですが、結局それほど大きなアイデアは生み出さなかったのが悲しいかな・・・。

 次は記憶について。
 こちらは主に記憶力アップを図るには、というアプローチでした。
 記憶と言えば海馬ですが、もっと狭めて言うと、海馬の中の歯状回(しじょうかい)という部分が記憶に関係しているらしいです。なんで歯状回(しじょうかい)と言うかというと、形が二十数本ある上下の歯に似ているからだそうです。
 今回の放送で目から鱗だったのは、この記憶というのが海馬の中の細胞に詰め込まれていると思ったらそうではなくて、新しい情報を記憶する時に流れる電気信号のルートの一つ一つが記憶になるんだそうです。

 で、どうすれば記憶力をアップ出来るか?
 鍵は全身の臓器から発せられるメッセージ物質を多く出すことによって、歯状回の中に新しい細胞を作ること。細胞を増やすことによって電気信号のルートも増えるからという事でしょう。
 膵臓から出されるインスリン。運動によって筋肉から出されるカテプシンB。これらが代表的な記憶力アップを促す物質ですから、膵臓を健全に保つ事、日々の運動を怠らない事、これが記憶力アップに繋がるということですね。

 1000億個あるといわれる脳の神経細胞。
 脳の毛細血管は他の身体の部分と違って、メッセージ物質が簡単に通らない様になっているらしく、それは簡単に色々なメッセージが脳内部に入ってしまったら脳が混乱してしまうからだが、記憶力アップのメッセージだけは特別な方法で血管の壁を通るらしい。
 アルツハイマー型認知症等の治療には薬を脳内部に届かせるためにこの“特別な方法”が使えるように研究が進んでいるという情報も今回は披露されてました。
 科学は凄いね。

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