還暦過ぎの同窓会
デヴィッド・リンチの「ストレイト・ストーリー」で、旅する老人が途中で一晩一緒に野宿したバイクツーリングの若者達に『年をとって悪いことは?』と聞かれてこう答える。
『目も足も悪くなって悪いことだらけだが、最悪なのは若い頃のことを覚えていることだな』
どうやら僕は都合の悪い事は忘れてしまうタイプ、というか過去は闇の中になってしまうタイプで、『最悪ーっ』という気分もあんまり味わったことがない。
だから、先日の土曜日、中学校の時の同窓生とのバスハイクにも参加して結構楽しんで帰って来たわけです。
北九州市の近くの田舎町から福岡市を抜けて佐賀の唐津まで。唐津でイカの活き造りを(勿論、ゲソ等の天ぷらも)食べて、帰りに鏡山から玄界灘を展望して、糸島の道の駅(伊都菜采)で旬の食べ物をショッピングして帰るという、女性が喜びそうな企画でしたが、意外にも男性の参加者の方が一名多いというメンバーでした。
ただね、ひょっとしたら自分は忘れてしまっているけど、実は大昔に失礼なことをした相手がいるかもしれない、なんてこともふと、脳裏をよぎらない事もないんです。ま、一昨日の旅ではそんな気配は感じませんでしたがネ。
40年ぶりに会った人もいたけど、彼とも懐かしい思い出話はしたけれど、失礼は無かったようです。
バスハイクの心残りが一つだけ。
鏡山から眺めた玄界灘に浮かんでいた高島が宝当神社の島と知っていながら、漫然と見てしまったこと。
オータムジャンボも買ってたんだし、遠くの高台からではあったけど、拝んでいかなかったことが・・・。
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