パリ同時多発テロ
2001年9.11に発生したアメリカ同時多発テロ事件の時には、このブログをやってなかったので記録はないが、今回のパリ同時多発テロはちょっと書いておこう。いずれにしても詳細はネットを見た方が分かるし、背景についても、今後についても有識者の書いたものの方が千倍も分かりやすいはずだが。
発生したのは2015年の11月13日の金曜日。
最初はパリ郊外のサッカースタジアムで爆弾事件だった。が、これは注意をそらすための事件だったみたいで、その数十分後にパリ中央部の劇場やレストランなどでの無差別乱射事件が発生。数か月前にも乱射事件があったモハンマドを侮辱した風刺画を掲載した雑誌社の近くらしい。
死亡した被害者は当初129人と発表されたが、数日前に重傷だった人が死亡したために130人になった。昨日のTV番組の情報では、負傷者はおよそ350人だった。
「イスラム国」の一味によるテロ事件だが、今回の首謀者はベルギーに住むモロッコからの移民の2世らしい。
ベルギーはかつて移民の受け入れを行っていたが、景気の低迷により、経済的なしわ寄せが移民に向かった。ベルギー国内にはこういった不満を持つ移民らが大勢住む一画があり、犯罪の温床になっているらしいが、「イスラム国」に入ってしまう、いわゆるホームグロウンテロリストも生まれているとのこと。
実は、このパリの事件以前に、10月31日にはエジプト発ロシア行きの民間旅客機がISによる爆弾で墜落する事件が発生している。この時の死亡者は224人。
パリの事件より被害者の数では多いのだ。
数日前のニュースでは、ISが拘束している中国人を殺害したという声明を出し、中国人を驚かせた。
ISもいよいよ追い詰められたか、欧米だけではなく、共産圏の国も相手にしだした。
全人類の敵になるつもりか? いや、もうなってるか。
テロ対策として、各国の秘密諜報部門が横断的に情報を共有できるように動き出したらしい。
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