寝屋川市中学生殺人事件に思う事
最近の衝撃的で世間の耳目を集めた事件が、夏休み中の中学一年生の男女二人が殺害された事件だ。
13歳の少女は後ろ手に縛られて、体中に30か所の切り傷を付けられていたという。中には骨にまで達していたモノもあり、死因は顔をぐるぐる巻きにしていた粘着テープによる窒息死だったそうだ。
この少女の友人であった少年も体に切り傷は無かったもののそれ以外は同様のあり様。但し、死後一週間ほどして発見されたため死因は特定できないそうだ。
逮捕された容疑者は45歳の男。妻子が居たそうだが、多分離婚していたんだろう。
被害者たちは家の近くの商店街を夜の9時過ぎから一緒にウロウロしていて、今回の被害にあった模様。LINEで友人たちは早く家に帰ろと呼びかけていたが、少女の答えは「野宿でもする」だった。
少女と少年は小学校時代から仲が良く、家族ぐるみの付き合いだったらしいが、それにしても12、3歳の子供が夜中の9時に待ち合わせして(少年は親に彼女の家に行ってくると言って出掛けたらしい)、シャッターの降りた商店街をうろつくとは・・・。
夏休みのちょっとした冒険、そんな表現をするTVコメンテーターもいたが、あまりにナイーブ過ぎないかなぁ。
殺人事件は昔に比べたら遥かに少なくなっているらしい。
昔は強盗殺人やら、痴情怨恨、暴行傷害の果ての殺人など、様々な動機があったに違いないが、昨今は今回のような殺人の為の殺人がクロースアップされて、異常性が印象に残るために危険な世の中になった感があるが、実際には減っているらしいのだ。
LINEなどのSNSで子供たちは周りと繋がっていると思い、安易に行動しているんではないかなぁ。
僕の子供の頃(約50年前!)は、夜の9時といえばオヤスミの時間だった。9時になったから寝なさいと言われたもんです。
流石にもう少し歳を重ねて高校生ともなると、エッチな深夜TVなども親の目を盗んでこっそり見たもんですが、外に出かけるなんて考えたこともない。もっとも、ド田舎ですから自転車で出かけたって田んぼしかありませんがネ。
子供はまだまだ世の中の怖さを知らなさすぎる。
SNSで繋がっているから、なにも怖くない、そんな勘違いが事件の背景にあったのではないか、そんな事を思ったのでした。
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