日本女子オープン、宮里2勝目
先日の日曜日、TVで見た女子ゴルフ、日本女子オープンは女子には珍しい四日間の競技だが、72ホールの最後の1パットまで誰が優勝するか分からない展開だった。
2位に5打差をつけてスタートした宮里美香が序盤でボギーを続けて、直ぐに一打差にまで落ちてしまう。同じ組でまわる菊地絵理香は恐れを知らない大胆な攻めのゴルフをしていて、ついに15番で逆転した。
実は、この逆転する場面は見れずに録画をしていて、終盤の18番からTVの前で見た。
確かこの時点で、宮里が再び一打差のリード。しかし、ピンから7メートルも奥に乗せただけで、下手すれば3パットのボギーも考えられる状況だった。しかも、菊池の方はかなりピンの近くに落としており、バーディーも十分に考えられた。つまり再逆転も有りの場面だったのだ。
宮里のキャディは、かつて石川遼とのコンビで話題になった加藤。
加藤がスライスラインの狙い目を指示したようにみえたファーストパットは、7メートルの曲線を見事にカップに向かって転がっていった。
カップに落ちた瞬間に宮里の目には涙が溢れた。小さな女子ゴルファーとこれも決して大きくない男子キャディは笑顔と涙で抱き合った。
遼の父親との確執があったとか、クビになったとか話題になった加藤だが、この宮里とのコンビは加藤からのアプローチだったらしい。ゴルフのシャフトメーカーの社員である加藤が、宮里にシャフト交換の提案をする中で回数限定付きの帯同だったとのこと。
新しいシャフトとの相性は良く、ティーショットはフェアウェイを確実に捉えた。
外人のキャディと数年回っていた宮里だが、言葉の微妙なニュアンスが伝わらないもどかしさも感じていたらしい。日本人のキャディとの相性は言葉の面でもよかった。
この女子オープンまでの契約だったらしいが、今期一杯加藤とのコンビで行くと決めたらしい。
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