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2011年9月28日 (水)

ナチュラル・ダイエット

 ほぼひと月ぶりの記事更新です。
 今朝のNHKの「アサイチ」で、肥満防止に関する新しい情報に接しましたので書いておきます。

 良く噛んで食べることは、肥満防止に役立つと以前から言われていますが、どうやらこれは科学的にも正しい事が証明されたようです。
 大分医科大学で生活習慣病を研究する坂田利家教授が今朝のゲストで、先生の研究により、人間の食欲を科学的にコントロールする手がかりが見つかったのです。
 猿に好物のサツマイモをあげると、大体一回の食事で100グラム程度で止めてしまうのに、このサツマイモにハチミツやバターを付けてあげると、4倍ほど食べてしまうそうなんです。つまり、動物の猿でも食欲のコントロールは簡単に崩れてしまう。そんな動物の行動から、動物の食欲をコントロールするモノは何だろうかという研究をしたらしいんです。
 ネズミの実験から分かったことが、脳内のヒスタミンという物質。どうやらこれが食欲を抑えているということです。脳内のヒスタミンが少なくなれば食欲が増し、増えると食欲が減退する。あぶらみとか甘みとかが加味された食事は食欲をましますが、ストレスとか睡眠不足なんかも脳内ヒスタミンが減少することで食欲が増えるそうです。

 で、この脳内ヒスタミンをどうしたら増やすことが出来るか?
 ヒスタミンは蕁麻疹の原因になったりする、つまりアレルギー症状を起こすので薬なんかで摂ることは出来ませんが、人間の身体も口から摂ったヒスタミンを脳に送ることは出来ないんだそうです。脳に入る手前でブロックされるんだそうです。
 ところが、脳内のヒスタミンを増やす簡単な方法があって、それが良く噛むこと。最初に書いたように、良く噛んで食事をすることがヒスタミンを増やし、ドカ食いを防止してくれる。ゆっくり食べることで糖の吸収を抑えられ、満腹中枢への働きかけも正常なスピードになるということはよく言われてましたが、ここに科学的なヒスタミンという物質も絡んでいたことが分かったわけです。

 人を使った実験でも、食事の10分前にガムを噛んでいたグループは、何もしなかったグループよりもその後の食事量が少なかったという結果がでており、坂田教授の患者で150キロあった男性が良く噛むという食事と、その結果をグラフ化するという治療で50キロ以上のダイエットに成功したそうです。この男性はリバウンドすることもなく、現在も体重は減り続けているとのことです。

 ヒスタミンを増やす方法のその2は、赤身魚や背の青い魚を食べること。
 赤身魚や背の青い魚には「ヒスチジン」というアミノ酸が多く含まれ、この「ヒスチジン」は脳内に運ばれた後、「ヒスタミン」に変化するのだそうです。

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 食事は1口に付き30回以上噛むこと。
 本格的にダイエットが必要な人は、「計るだけダイエット」のグラフに加えて、「30回咀嚼表」も付けること。つまり、毎回の食事で“1口に付き30回以上噛むこと”が出来たかどうかも○×で付けておくこと。そういう記録をすることで「30回咀嚼」が習慣となり、自然と正常な食欲を保つことが出来るということです。
 上に書いた人間の実験では、食事の前にガムを噛ませたそうですが、これは間食に繋がりかねないので、注意が必要ということでした。

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