« 寒い寒い | トップページ | ゴジラ 吼える »

2009年11月 4日 (水)

疲労と疲労感

 今夜の「ためしてガッテン」は、“疲れ”がテーマ。
 いわく、日常会話で使っている“疲れ”には2種類あって、一つ目は“疲労”、もう一つが“疲労感”。疲労が溜まれば、疲労感が増すと思われがちだが、どっこい人間の身体は不思議なモノで、どうやらこの二つは微妙に違うらしい。では、いったい疲労というモノを計ることが出来るのだろうか。最近の研究で、どうやら客観的に疲労を計ることが出来た、と言うのが今夜の目玉でした。

 疲労が溜まると、人間の唾液の中にHHV6というウィルスが増えるというのが最近の研究で分かってきた。ウィルスと言うくらいだから細菌(注:下記コメント参照)な訳ですが、実はこいつは人間に特に悪さをするわけではない。ほぼ100%の人が持っているウィルスで、誰もが赤ん坊の時に罹る“突発性発疹”というのがこのウィルスが仕業らしいのですが、それ以外は何の支障もないらしいです。
 で、このウィルスが何故人が疲れると唾液の中に増えるかと言いますと、要するにこの人間の身体は疲れが溜まって住み難いから外に出ようかなという兆候のようなものらしいんですな。では、HHV6は体内の何に反応しているかというと、これがFFという物質。つまり、FFこそが疲労のバロメータと言うわけです。

 FFは血液検査で数値が分かるそうで、それを調査していくと、“疲労”と“疲労感”の違いも自ずと分かってきたらしいです。
 例えば、頭を使う仕事をした後は、外で体を動かすと疲労がとれると思われがちですが、実際にはジッとしているのが一番FFの数値を下げる対処法とのことでした。
 ウィークデイの睡眠不足を解消するために、休日に長寝をするとかえって疲れたようになりますが、実際には寝ることによってFFは下がっており、かえって疲れるということはない。人間の身体は、FFが溜まっていても、それを感じないように“疲れ”に目隠しをする(医療関係者はマスクをする、というらしいですが)。ところが長い休息でマスクをする必要が無くなったので、感覚として“疲労感”に敏感になっただけ。長い睡眠のあとの脱力感のような疲れは、こういう理由からで、かえって疲れるというのは嘘だったということです。
 私見ですが、短い昼寝は良いが、長い昼寝はかえって疲れる、というのも嘘ではないかと思いますね。

 緩い風呂に入ると疲れがとれるとか、アルコールが癒すとか、あれも嘘で、あれは“疲労感”が軽減されるだけで、FF自体は減ってないんだそう。勿論、風呂が心地よい睡眠導入剤の役割を持っているという事までは否定されませんがね。
 目をつむるだけでも、身体に与えるFF削減効果は有るそうです。

 FFは血液を採らなければ分かりませんが、HHV6は現在リトマス試験紙のようなモノを作って計ろうという研究が進められていて、2~3年後には実現するらしいです。
 これだと、誰でも簡単に調べられるし、例えば過労死の問題も大いに改善されるでしょうし、また、病気の早期発見にも役立つかも知れないですね。
 今夜の「ためしてガッテン」はそういう面白い番組でした。チャン、チャン。

|
|

« 寒い寒い | トップページ | ゴジラ 吼える »

コメント

ウィルスは細菌ではありません。

投稿: | 2009年11月10日 (火) 00時31分

>ウィルスは細菌ではありません。

どなたかは存じませんが、的確なご指摘ありがとうございます。

goo辞書によると
<最も簡単な微生物の一種。核酸として DNA か RNA のいずれかをもち,タンパク質の外殻で包まれている。動物・植物・細菌を宿主とし,ほとんどのものがその生合成経路を利用して増殖する。濾過(ろか)性病原体。ウィルス。ビールス。バイラス。>
と説明されていました。
なるほど。

投稿: 十瑠 | 2009年11月10日 (火) 09時11分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/82088/46674844

この記事へのトラックバック一覧です: 疲労と疲労感:

« 寒い寒い | トップページ | ゴジラ 吼える »