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2008年12月11日 (木)

裁判員制度って・・・

 先日、NHKで裁判員制度の模擬裁判についてのドキュメンタリーが放送された。実際に裁判員に選ばれた一般の人が裁判員として登場し、三人の裁判官も本物の裁判官、扱う事件も実際に起こった殺人事件をモデルにしている。被告や被害者、後に証言者となるその家族には俳優が扮しているが、模擬裁判とはいえ、実際に起こった犯罪を扱っているので、裁判員達もそういう事件の担当になったらという思いで、真剣に対処していた。

 裁判所では、被告と向き合う正面の高いところに三人の裁判官、そしてその両側に三人ずつの裁判員が座る。まずは、この様子に驚く。一般人として、あの位置に座ることには抵抗があるし違和感を覚える。アメリカ映画でよく見る陪審員とは違って、裁判官と同等の位置に座っているので、被告とも面と向かうことになり、イヤな感じがするのだ。
 例えば、被告が暴力団関係者であった場合には証言者には彼の仲間が来ることもあるわけで、顔を容易に覚えられてしまうし、被告にしても死刑ならまだしも、懲役刑だったりしたら何らかの恨みを持たれる可能性もある。

 陪審制の裁判を映画で見ると、陪審員は大体12名で、裁判も脇から見ている格好で、囲いのようなものの中に座っている。弁護士や検察官は陪審員に対して自らの主張をし、陪審員はただ聞くだけ。ところが裁判員の場合は、積極的に被告や証言者に質問も出来る。それは、(後で書くが)裁判員には陪審員以上に思慮することがあるからだ。

 もう一つ違和感があったのは、裁判員の役割が映画で見る陪審員より大きいこと。映画「十二人の怒れる男」でも見られるように、陪審員の議決は被告が有罪か無罪かという所だけなのに、日本の裁判員は量刑についても判断しなければならない。今回の模擬裁判が扱うのは、ある男がかつて働いていた小さな会社に忍び込み現金を盗もうとするが、物音に気付いてやって来た社長夫妻を刃物で切り付け二人を殺害したという事件で、裁判員は被告を死刑にするか無期懲役にするかまで判断しなければならない。

 三日間の模擬裁判に参加した裁判員はどなたも非常に悩まれておられるようだったし、見ている自分も同じ立場になったら三日間は仕事が手に付かないような気がするし、裁判が終了した後も何度も反芻してしまうのではないかと思う。日当1万円などというお金の話ではなく、それ以上に精神的な苦痛を負わされる人も出てくるのではないかと危惧する制度だと思った。

 昨日だったか今朝だったか、もう忘れてしまったが、『日本の裁判員制度は崩壊する』というような新聞だか雑誌だかのコラムが書かれたよし。あのドキュメンタリーを見ると、日本の制度は基本問題を体験せずに応用問題に取り組んでいくような気がして、崩壊もあり得ると思ってしまう私でした。

※ 参考サイト ~ 裁判員制度とは?

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