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2008年10月15日 (水)

読字障害

 日曜日の夜に、NHKで「読字障害」に関するドキュメンタリー番組が放送された。映画「イン・ハー・シューズ」で、キャメロン・ディアスが演じた女性が「読書障害」ということだったが、今回調べてみたら、どうも同じ病気のことらしい。

 人間はオギャーと生まれおち、よちよち歩きの頃から自然に言葉を覚えていくが、それは耳で聞いて覚えるもの。読字障害の人も聴いたり話したりすることには何の支障もないので、普段のつき合いでは障害は分からないが、言葉や文字を読んだり書いたりする事に困難を覚えるとのことだった。番組で紹介された日本人の成人男性は、優秀な建築デザイナーで海外での仕事もあり、携帯電話で英語をペラペラと話していたが、この男性が読書となると3ページも読んでいると気分が悪くなってしまうほどつらいという。ひらがなの簡単な言葉もつっかえながら読んでいた。会話は普通だし、頭も優秀に違いないのに、文字を読むのが困難だというのだ。

 読字時の脳波の調査により、読字障害の人は左脳の39野と40野が通常の人のように使われていないことが分かった。人類は文字の発明以降、文字を頭の中で読んで通常耳で聞くのと同じように音に変換して言葉を認識するようなんだが、この変換が上手くいかないらしい。で、この変換を司るのが39野及び40野ということだった。

 番組では障害者の例として、映画「ジュラシック・パーク」でリチャード・アッテンボローが扮したパークのオーナーのモデルになったとされる、モンタナ州立大学の考古学者ジャック・ホーナー博士が紹介された。
 <ホーナー博士は、恐竜の生態が鳥類に近い生き物であったことを証明し、恐竜研究に革命を起こした。しかしホーナー博士の読み書き能力は、小学3年生程度と言う。>(NHK番組紹介記事)

 左脳に関して脳波調査で不活性な部分が発見されたが、逆に右脳については通常の人よりも発達している人が多く、先に紹介された建築デザイナーの青年も、空間認識が優れていることが分かっている。

 テレビでは日本人の20人に一人、欧米では10人に一人が程度の差はあれ、こういった困難を抱えているとのこと。番組は、<人類が文字を使い始めてわずか5千年、この時間の短さ故、脳は十分に文字を処理できるよう適応しきれていないのである。>と締めくくった。
 20人に一人ということは、学校のクラスに一人ないしは二人は居ることになる。
 本が読めないと、アイツは馬鹿だと言われやすいが、こういう機能障害の人も居たということになる。黒柳徹子もそういった一人で、子供の頃に一般の小学校を退学させられたことは有名な話だ。世間に認知されていなかったからしょうがないが、子供は傷つくだろうねぇ。
 尚、トム・クルーズやキーラ・ナイトレイ、徹子さんの例を出すまでもなく、同障害は訓練等により可成りの率で克服できるようです。

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