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2008年6月18日 (水)

「ルシアンの青春」観ました

 今朝は早くに目が覚めたので、BS放送を録画しておいた「ルシアンの青春」を観る。ルイ・マルの73年の作品。
 73年といえば、「スティング」やら「ペーパー・ムーン」やら面白いアメリカ映画が作られた年だけど、このフランス映画も負けずにイイ映画だった。

 舞台は44年のフランスの片田舎。主人公は17歳の少年ルシアン。ドイツ軍に占領されているフランスでは、レジスタンス活動とは反対に、ナチスの手先となって反ナチスの動きを牽制する“ドイツ警察”の肩書きをもつフランス人達もいたが、血の気だけは多いルシアンは成り行きでこの警察に入ってしまう。先輩に連れられてスーツを新調に行った先で、仕立屋の娘に恋をする。仕立屋一家はユダヤ人で、ルシアンの片想いはやがて娘にも通じたかにみえたのだが・・・。

 深く考えずにナチスの手先になってしまった少年の姿は、若者が格好だけに惹かれてヤクザの世界に入っていく昔の東映か日活の映画のようで、そういう意味では青春映画であり、背景が戦争なので反戦映画にもなっている。
 ルシアン役の若者の顔がのっぺりとしており、自分の立場をどれだけ分かっているのかが伺い知れないので感情移入がしずらい映画でした。映画の出来は★五つ分はあろうかと思いますが、そういう理由からお薦め度は★四つにしときましょう。

 この十数年後に、同じく戦争の終盤を舞台にした「さようなら子供たち」という作品をマルは作っていますが、コチラの方がすんなりと見れそうなお話のようです。

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コメント

未見なんですけどね・・

当時の映画雑誌では「特選」みたいな扱いだったな~となつかしく思い出しちゃったじゃないですか!(何をムキになっている?)

確かに主役の男子がジミー大西みたいな・・何となくブー系でそれもあって見なかったような。
そんなことも思い出しちゃったじゃないですか!(と再びムキになる)

投稿: anupam | 2008年6月19日 (木) 23時29分

ムキムキのanupamちゃんですな。

>主役の男子がジミー大西みたいな・・

ハハッ、よく覚えてますなぁ。あたしゃ、タイトルには覚えがあるが・・・って程度でした。
今朝、最初の方をもう一度観てみました。

ジミーちゃんが良い奴じゃないんで、何度も観たい映画じゃないですが、全体を考えると悲しい作品で、記録しておきたい映画でした。

投稿: 十瑠 | 2008年6月20日 (金) 09時17分

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