マジックアワー
三谷幸喜の新作が「ザ・マジックアワー」というタイトルで、先日お昼のNHKのインタビュー番組に彼が出ていてソレの話もしていた。肝心の映画の中身については聞き漏らしたが、タイトルの出所については聞いた。
マジックアワーとは、映画製作現場の用語で、太陽が沈んでその後外が真っ暗になるまでの間、つまりトライライトゾーンの事だった。その間に外で撮った写真は、影が無くて輪郭のはっきりしない神秘的なものになるらしい。昔、印象派のモネのような、紗のかかった少女達ばかりを扱った写真を撮る外国の写真家(なんとか・ハミルトン?)がいたが、あんな感じの映像ができるらしい。それで、そんな写真が撮れる時間をマジックアワーというとのことだった。
因みに、14日に白内障について書いたが、晩年のモネも白内障に罹っていて、「睡蓮」等のいわゆる印象派の作品は白内障の影響で生まれたものらしい。
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コメント
ふ~~~ん、そういう意味だったんすか~~
初めて知った。「アメリカの夜」っていうのも撮影用語なんでしょ?夜を昼のように撮る・・あれ?反対だったっけ?
デビッド・ハミルトンは「ビリティス」は昔々名画座で鑑賞。相次ぐチカンにヘキヘキ。画面は美しいのに、見ている人間の心は汚れていたさ~~~
投稿: anupam | 2008年5月18日 (日) 18時45分
「アメリカの夜」の原題が【DAY FOR NIGHT】で、アメリカの映画界では、夜のシーンを撮る時に、わざわざ夜間に撮影せずに、昼間でもカメラに特殊なフィルターをつけて夜らしく撮る技術があり、それをそう名付けたんですね。
デヴィッド・ハミルトンか。
そういえば、今年観た「花とアリス」に女子高校生のバレーのシーンがあって、よく似た感じの映像でしたな。
>相次ぐチカンにヘキヘキ
anupamさんが魅力的だからですかな?
今だったら、角笛でもなんでもけ飛ばしてやるのにネェ~^^
投稿: 十瑠 | 2008年5月18日 (日) 21時22分