歩くことについて語るときに僕の語ること
タイトルは間違っております。
勿論、「走ることについて語るときに僕の語ること」。これが正式名ですな。村上春樹の本です。
もうかれこれ10日以上前に、図書館にリクエストしたんですが、どうやら僕の前に沢山の方々が待っておられるようで、先日立ち読みしましたら、これはしばらく保存しそうだなと感じまして、買ってしまいました。サラッと読める本ですが、夜などにちょぼちょぼと読んでおります。“急ぐ旅でも無し”ってヤツですな。
「風の歌を聴け」は大好きな本ですが、その後の「1973年のピンボール」、この2冊は飲食店経営と平行しながら書いた作品だそうで、その後の「羊をめぐる冒険」から本格的な作家活動1本に絞った生活になったとのこと。走ることもその頃から始めたそうで、もうすぐ還暦を迎える今も、ほぼ毎日のランニングは書かさないんだそうだ。
読んでると、外国暮らしもちょくちょくしてて、実に羨ましい。しかし、その意志の強さに、自分や周りを見つめる確かさに、なるべくしてこうなった人だなぁとも思う。早稲田では文学部演劇科に通ったらしい。なんだか、全然一般社会に通用しそうにない学部を選んでいる。それでも、学生時代からジャズ喫茶を経営していたと言うんだから、たいしたもんだ。
書かれていることはよ~く分かる。
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」以来長編は読んでいない。ン?。「国境の南・・・」も読んだな。
短編も先日から読みなおしてる。
とにかくだ。久しぶりに読む、村上であります。
図書館には、もう要らないって連絡しなくっちゃな。
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