「阿久 悠」の置き土産
今年の8月1日に、作詞家「阿久 悠」が亡くなって、その後、TVでは特集番組が幾つか放送された。昔は、『馬鹿みたい。』と思っていた歌も作っていたりしたが、守備範囲は広く、昨今のMステなんかに出てくる歌とは違う、オジさんにも聞き応えのあるモノも少なくなかった。
そんな、一曲
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「雨の慕情」
心が忘れた あのひとも
膝が重さを 覚えてる
長い月日の 膝まくら
煙草プカリと ふかしてた
憎い 恋しい 憎い 恋しい
めぐりめぐって 今は恋しい
雨々ふれふれ もっとふれ
私のいい人 つれて来い
雨々ふれふれ もっとふれ
私のいい人 つれて来い
一人で覚えた 手料理を
なぜか味見が させたくて
すきまだらけの テーブルを
皿でうずめて いる私
きらい 逢いたい きらい 逢いたい
くもり空なら いつも逢いたい
雨々ふれふれ もっとふれ
私のいい人 つれて来い
雨々ふれふれ もっとふれ
私のいい人 つれて来い
雨々ふれふれ もっとふれ
私のいい人 つれて来い
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昭和55年のレコード大賞受賞曲だそうだ。
作曲は浜 圭介。奥村チヨのご亭主。
唄うは、ご存じ八代亜紀。
飲み屋の女性が、親しくなった常連さんとの一時(ひととき)の恋物語を思い出している図、なんて考えるのは想像力が乏しいですか?
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