なんか変だぞ、全国一斉学力テスト
昨日は全国の小中学校で学力テストが行われた。43年ぶりらしい。国別の学力テストで日本の順位が落ちたことに危機感を覚えた文科省が今年度より実施を再開したとのこと。
さて、43年間テストを実施しなかったのは、前回(1956年~61年)実施していた時に色々と問題が発生したかららしいが、ワイドショーの話を聞くと実に馬鹿げた話だった。
最終的には個別の学校レベルで成績順位が出てくるので、競争意識が高じた先生達が、生徒の答案を勝手に書き換えたり、成績の悪い生徒に受験させなかったりと、点数稼ぎに奔走したからだという。大人の都合ですな。
それで中止になったわけですが、今回の再開にも同じ様な弊害が起こるのではないかと危機感を覚えた自治体もあったらしい。どこかの市が一つだけ、今回のテストを受けなかったらしい。これは、今回のテストが強制ではないから可能だったらしいけど、よく考えてみると、今回のテストも主旨を考えると附におちない点がある。
日本の子供たちの学力を把握するためとか言っているけど、これまでも全国一斉は無かったけれど、サンプリングで学力の把握はやって来たわけで、正確な所を把握するためという理由も言い訳にしか聞こえない。
テストを回避した自治体の言うように、学校レベルで成績を競い合わせるために行ったといわれてもしょうがないように思う。
聞くところによると、東京では住所に関わらず、子供の方が学校を選べるようになっていて、選択要素の中に、学校単位の成績順位が公開されているらしい。そのことにより、成績の悪い学校が4校も廃校になったとのこと。
何処かオカシイよな。
ゆとり教育といいながら、片方ではこんな事をやっている。ゆとり教育もおかしいけど、こっちもオカシイ!
子供がおかしいんじゃなくて、どうも大人がおかしいんだな。
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