地球温暖化に警鐘をならす映画
今度の米国アカデミー賞のドキュメンタリー部門にノミネートされている作品に「不都合な真実/An Inconvenient Truth 」というのがあります。映画関係のブログでよくお邪魔しているviva jijiさんの「映画と暮らす、日々に暮らす。」の24日付けの記事で紹介されていて、勉強不足の私はこの記事で初めて(映画のことを)知ったんですが、以前からとても興味のあるテーマなので、こちらでも紹介しておきたいと思います。
クリントン退任の後の大統領選挙で、ブッシュに破れた民主党のゴア氏が中心となって作られた、地球の環境問題、特に温暖化について警鐘を鳴らす作品だそうです。“人口爆発”と共に温暖化は、近い将来の人類の運命に大きく関わる問題として認識しておりますが、<棚氷を求めて100キロも泳ぎ、力尽きて溺死してしまう北極グマの映像>なども出てくるそうで、この手の話しに疎い人には衝撃的なものかも知れません。
環境問題をライフワークとしているというゴア氏と、それに賛同した映画人の作ったもので、96分という長さだそうです。人間の集中力が持続するのは90分程度が限度というから、ドキュメンタリーとしては最適なものでしょうね。
そういえば、先日あるスーパーがレジ袋の有料化を始めたというニュースが流れました。これは店側の経済的な意図からではなく、有料化によって顧客がレジ袋を不要とするように、つまりマイバッグなどを携帯することによってレジ袋の削減を目指したものだそうです。「3R政策」=「Reduce(リデュース:減らす)、Reuse(リユース:再び使う)、Recycle(リサイクル:再資源化)」の内のReduce(リデュース:減らす)に呼応したものですな。
昔のお母さんは買い物かごを持って買い物に行っていたもんですが、今は携帯しやすいバッグがありますから、男だってやろうと思えば出来る事だと思うんですがネ。
映画の最後には「私にできる10の事/ten things to do」として、10項目の提言が示されているとのことで、以下に紹介しておきます。
1.Change a Light
<省エネルギー型の電化製品や電球に交換しましょう>
2.Turn off engine
<停車中はエンジンを切り、エコ・ドライブを>
3.Recycle more
<リサイクル製品を積極的に利用しましょう>
4.Check your tires
<タイヤの空気圧をチェック。燃費を良くすれば無駄なエネルギー消費を防げます>
5.Use Less water
<こまめに蛇口を閉めましょう。送水に費やされるエネルギーを減らすことができます>
6.Avoid products with a lot of packaging
<過剰包装、レジ袋を断りましょう。買物にはエコ・バッグを>
7.Adjust your thermostat
<エアコンの設定温度を変えて冷暖房のエネルギー削減を>
8.Plant a tree
<たくさんの木を植えましょう。1本の木はその生育中に1t以上の二酸化炭素を吸収することが出来ます>
9.Be a part of the solution
<環境危機についてもっと学びましょう。そして学んだ知識を行動に移しましょう。子供たちは、地球を壊さないで!と両親に言いましょう>
10.Encourage your friends to see An Inconvenient Truth
<映画「不都合な真実」を観て地球の危機について友人に勧めましょう>
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コメント
ありゃあ~!
十瑠さんがここにもおらっしゃったぁ~~~!
まあ、知~~らなんだ、知らなんだ~~~!(笑)
あらためまして拙記事のご紹介、ありがとうございます。(ペコ!)
ちなみに100キロ泳いでも棚氷を見つけられなかった
北極クマの映像はCG再現フィルムですからね。
実際の映像でしたら悲し過ぎて私しゃ観れませんわよ~。
投稿: viva jiji | 2007年1月28日 (日) 11時33分
どうも~
白熊君はCGだったんですか。再現ということは溺死した遺体が発見されたんですな。
海抜が6mも上がると現在の殆どの主要都市が海の中というのも、想像したくない現実ですなぁ!
昨今の異常気象は、神の警鐘という事でしょうか・・・
投稿: 十瑠 | 2007年1月28日 (日) 13時13分