嘔吐下痢症
何年か前から「嘔吐下痢症」なる病気が流行っていたのは知っていましたが、今年は大流行するらしいし、原因はノロウィルスとかいう病原菌なのだそう。別に新しいものではなく、昔からあったらしく、食中毒の原因の一つだったとのこと。
寒い時期に感染力が増すらしく、12月中旬から発症率がグッと上がるらしい。感染型の食中毒なら、手洗いなどすれば防げそうだが、厄介なことに風邪ウィルスのように空気感染もするらしい。
子供がかかって、その子の吐瀉物を片付けていたお母さんに移ったり、道端の吐瀉物が乾燥して中のウィルスが空中浮遊して感染することもあるとか。これじゃあ、外出も出来ませんな。
1~2日で症状は改善するらしいですが、感染力が強いのが特徴。ワイド・ショーのお医者さんは必要以上に怖がらないようにと言ってましたが、“死に繋がることも”なんて書いてる記事もあるのでねぇ。
最後に、Wikipediaの中から、予防について転記しておきます。ご参考に。
<ノロウイルスの主たる感染経路は、カキなどの貝類(食中毒)と、糞便や嘔吐物からヒトの手指などを経て口から入るもの(感染者からの伝染)であるため、特に飲食物を扱う人が十分に注意を払うことが、効果的な感染予防になる。
特に調理者が十分に手洗いすること、そして調理器具を衛生的に保つことが重要である。ノロウイルスはエンベロープを持たないウイルスであるため、逆性石けん(塩化ベンザルコニウム)、消毒用エタノールには抵抗性が強いが、手洗いによって機械的に洗い流すことが感染予防につながる。
また、ノロウイルスは加熱によって感染性を失うため、特にカキなどの食品は中心部まで充分加熱することが食中毒予防に重要である。生のカキを扱った包丁やまな板、食器などを、そのまま生野菜など生食するものに用いないよう、調理器具をよく洗浄・消毒することも大事である。
感染者の糞便や嘔吐物を処理する場合は、手袋を使用し直接手で触れないよう注意し、作業後は手をよく洗うよう心掛ける。汚染された場所を消毒する際、前出のようにノロウイルスは逆性石けんや消毒用エタノールに対する抵抗力が強いため、これらによる消毒はほとんど効果がない。しかし、次亜塩素酸ナトリウムに対する抵抗力は比較的弱く、これによる消毒は比較的有効である。ノロウイルスは、症状が消失した後も48時間はウイルスが排出されることに留意しなくてはならない。>
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