ブラタモリ パリ
夕べの「ブラタモリ」はヨーロッパ編の第2弾、フランスのパリでありました。
観終わって残った印象の第一は、二世紀前のパリが糞尿まみれのきったない街だったという事。
『華の都パリとかいうけれど、街を歩けば犬の糞だらけで大変よ』
何十年か前にそんな声を聞いた覚えがありますが、もっと前は犬の糞どころか、人間様の汚物まみれの街だったという、なんともお食事時にはそぐわない話題でした。
パリは古くから栄えた町だが、交通網より住居の方が優先され、気がついた時には狭い路地ばかりの街で、下水道の整備も後回しになっていた為に、生活排水も地上の路上に排水溝を作ってセーヌ川に垂れ流していたそうな。
で、今の美しい街になったのは19世紀半ばに当地のセーヌ県の知事になったジョルジュ・オスマンによる「パリ大改造」が行われたからだそうで、何しろ、その汚さの為にコレラなどの疫病も流行ったというんですから。
因みに時の皇帝はボナパルトの甥ルイ・ナポレオン三世、第二帝政時代だそうです。
ジャン・バルジャンの悲劇がミュージカルにまでなった「レ・ミゼラブル」はまさに19世紀の初期が舞台。
僕は小学生の頃に「あぁ、無情」を読んだきりなので、環境描写の事は忘れているけれど、あの大ヒットミュージカルには、そんな糞尿まみれの様子も感じられたのかな?
ハハハ。
それは冗談ですけど、大昔のパリの物語を観る時(或いは読む時)には、今回のブラタモリを思いだしそうだなぁ。
そして、来週も「パリ」だそうです。
ヨーロッパ編が断続的に続きそうだけど、その後は「ロンドン」とか「ベルリン」とか出てくるのかな?
ちょっと急がないと、タモリも歳だしなぁ・・・。
「パリ」編で街を案内した現地在住の日本人作家の森田女史によると、パリ中心地にあるセーヌの中州「シテ島」が“シティ(都市)”の語源だとか。
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